2014年も残すところあと僅かです。
この時期になると、ロンドンは完全にクリスマスムードで、街はいつも以上に買い物客でごった返してます。
クリスマス前になると、いろんなところが閉まり始めるので、仕事にもならず、オフィースからも段々人がいなくなっていきます。
さて、先日、英国王室御用達(ロイヤルワラント)のジョン・スメドレーのファクトリーショップに行ってきました。
ファクトリーショップというのは、工場に併設しているいわゆる小さなアウトレットショップです。
イギリスには結構こういったファクトリーショップが多く、以前も記事に挙げたノーザンプトンの革靴のファクトリーショップ等が有名です。
今回行ったジョン・スメドレー(John Smedley)は、日本でも比較的名前が知られているニットの専属メーカーです。
ロンドンではボンドストリート近辺(24 Brook Street London, W1K 5DG)に旗艦店があります。
以前、自分はこの旗艦店でカーディガンを定価購入し、母へプレゼントしました。
(自分用にはなかなか正規店で買えない。。)
ファクトリーショップは、ロンドンから車で3時間半程度のダービーシャーにあります。
今回は付近の観光も兼ねて、ファクトリーショップに行きましたが、もちろんなぜそんな遠いところに
行くかというと、やはりかなり安価で高価なニットが手に入るからです。
ロンドンからひたすら高速のM1を北上、ダービーの外れの片田舎にようやく到着しました。
1784年創業!?古すぎ。
この建物がファクトリーショップです。 Mill Shopと書かれていました。
さて、閉店が4時で到着したのが3時で、あまり時間が無い。。
この季節、もう外は薄暗い。。
期待を胸に中に入ると、、
もっとこじんまりしてると思ったけど、意外に広いじゃないですか!!
メンズ、ウィメンズ、サイズ毎に分けられていました。
お目当ては、とりあえずカーディガン。
しかし、残念ながら、カーディガンはあまり種類が無く。
とりあえずサイズSを試してみましたが、
袖が拳一つ分以上長い(笑)
さすがにこれじゃ使い物になりません。。(涙)
肩周りや腕周りはこれで結構タイトな感じなので、XSにする選択肢は無く。。。
やはりジョンスメは日本人、特に腕の短い自分にはサイズ的に合わないのか!?
そうあきらめかけながら、閉店時間を気にしながら、再度Sサイズ近辺を漁ってみる。
袖の長さに注視してみると、やたら長いものと、短いものがあることを発見!!
(袖から地面までの長さが違う!。)
早速試着。
さっきのオレンジのカーディガンとは明らかに違う!
若干長いが、これくらいなら全然大丈夫。
その他にも普通のニットで袖が短い(と言っても自分には普通の長さ)ものを発見。
結論は、やはり種類によって、袖の長さが違うということ。
サイズ的には、だいたい日本で着用しているサイズから一つ下げるのがちょうどいい気がします。
(自分はだいたいユニクロのカーディガンはMでしたので。)
値段は、普通のウール製のニットが45ポンド。
一部のセール品のみが25ポンド(種類は少なく、半袖等の季節はずれのものが多し。)
といった感じでした。
定価の3割程度といったところでしょうか。
どちらかと言うと、薄手のハイゲージニットが多く、ミドルゲージやハイゲージニットは、あまり置いておりませんでした。
ファクトリーショップなので、このあたりはタイミングによるのかもしれません。
本当に自分のほしいもの、色、サイズ等がそのタイミングであるかです。。
実はこのジョンスメのファクトリーショップが位置するあたりは、
ダーウェント峡谷の工場群という世界遺産に登録されており、ジョンスメもその一部なのです。
確かに周辺を車で走ると、川沿いに超古い工場が見られます。
世界遺産で製造されるニットなんて、世界でジョンスメだけかもしれません。
このあたりは、イギリス最初の国立公園であるピークディストリクトにも近いので、観光で来られた際に立ち寄るのをお勧めいたします!
ファクトリーショップ詳細
住所 Lea Mills, Lea Bridge, Matlock, Derbyshire, DE4 5AG Tel: 01629 530426
営業:月曜 - 日曜 10:00am - 4:00pm
定休日25th, 26th & 31st December and 1st January(24日は午後1時半に閉店)
※クリスマス近辺の営業日は念の為、電話で確認したほうが良いかと思います。